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健康








まえがき


 オメガ3とオメガ6はどちらも脂肪の仲間ですが脂肪だからといってエネルギーに使われるのではなく 生体を維持するためにとても大切な成分(必須脂肪酸)です。オメガ6はファーストフードや揚げ物、食パン、ケーキ、洋菓子など多くの食品に含まれています。健康に問題があるとしてWHO(世界保健機構)が摂取量を制限するように警告しているマーガリンはオメガ6系です。
 2種類のオメガは動物や植物の脂肪に含まれています。 魚の油や植物の油は低温でも液体なので体にとってとてもよいのです。 しかし魚の油は死後常温で18時間を過ぎると急激に酸化して毒になります。 大豆油など植物油も低温で絞った油は健康にいいのですが工場で作る油は溶剤を加えて高温で 熱処理するために傷みやすいオメガ3が失われてしまい熱に強いオメガ6だけが残って しまいます。
 その結果腐りにくい油ができて長期保存が利くので生産販売者にとってはとても都合のよい油ができます。 さらにこの油にさらに水素を加えて高温で熱するとバターのような融点の高い固体の油ができます。 マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングのトランス脂肪酸がそれです。 マーガリンはナポレオン3世により高価なバターの代用品として普及しました。 しかしながらバターはオメガ3とオメガ6がバランスよく配合されているのに対しマーガリンにはオメガ3がわずかしか含まれずオメガ6がほとんどであり、(⇒バターとマーガリンのオメガ3/6比)さらに融けにくいようにとバターより高く融点が設定されました。人の体温前後にまで高くした融点が災いして血管の中で活性酸素により有害化した過酸化脂質のプラーク形成に糊の役割となり血管にこびりつき血流を妨げて時間をかけて確実に心臓を弱らせてゆくと考えられています。植物油や魚油はさらさらの血流を維持するのに対しマーガリンはドロドロの血流となり血管内を細くしてゆきます。
 ナチスドイツに占領されたノルウェーでは、それまで常用されていたマーガリンが不足し魚を食べるようになりました。 そうしたら心臓病が激減したのです。そのときからマーガリンの健康に及ぼす研究が始まりました。 現在では世界各国で研究が進みマーガリンが健康に悪い物質であることが明らかになり世界保健機構(WHO)では2004年に摂取量の制限を設けて勧告し世界のほとんどの国では全ての食品にトランス脂肪酸の含有量を表示させていて、禁止する国も増えています。 日本ではすでに確立した生産の大きな市場があり雇用確保のため業界を守る目的で日本人の消費量が平均値が勧告の警告値を下回っているという理由でWHOの勧告を6年間も無視しています。戦後の学校給食で出されるマーガリンとショートニングは日本人の体質をオメガ3系からオメガ6系に変えてしまいました。魚のさばき方や食べ方を知らない洋食が中心の日本人が大勢を占める社会になりました。世界がトランス脂肪酸を禁止する流れに逆行する動きに対して国策で摂取することに慣らされ、日常の食事や間食で生活習慣化した国民が身に迫る危険について鈍感で無関心なのはこのことに原因がありそうです。
ただWHOの警告値をはるかに超えている人が相当数いることは町を歩けばすぐに観察できることです。
マーガリンなどのトランス脂肪酸が大きな原因と考えられる疾患は心臓病、認知症、細胞膜変性、免疫機能低下、酵素阻害、骨の成長阻害、LDL増加、体脂肪増加、肥満、筋肉退化、母乳の質低下、アトピーなど多岐に及んでいると考えられるようになってきました。
平均値が米国などより低いから全く心配ないとする言い訳は自己防衛のための詭弁にすぎず健康と安全の説明にはなっていません。 成分表示を義務づけることで消費者一人一人が自分の健康を管理できる情報を与えるべきです。それがWHOのめざすところです。タバコが長時間かけて肺を悪くするようにマーガリンは長時間かけて心臓を悪くすることを肝に銘じるべきです。

 オメガ6の暴走にたいしてオメガ3はそれを抑える効果があります。したがってオメガ6のみを摂取し続けオメガ3を摂取しなければ私達の健康は維持できません。生活習慣病の最大の原因はここにあります。 生活習慣病は生産者の利益が消費者の犠牲の上に成り立っていることを知らなければなりません。  正しい情報の上に生活が確立することで病気することなく、その結果医療費が激減することで国の政策に前向きな方向づけができるようになるでしょう。国民が健康になることで国も元気になるのです。

厚生省や多くの研究家がオメガ3とオメガ6の摂取比率を1:4でとるように薦めています。
アメリカ食品医薬品局(FDA)はオメガ3のなかでEPAとDHAを一日最大3g摂取しそのうち2gまでは栄養補助食品(サプリメント)から採るように推奨しています。DHAは脳の機能、EPAは血流に関係しています。これは魚やαリノレン酸を含む植物性食品を毎日定量的に摂取することがむずかしいと考えられているからです。さらにαリノレン酸を摂取すると体内で必要に応じてDHAとEPAに変換する機能が私達の体には備わっています。そのため亜麻仁油などのαリノレン酸を多く含むオメガ3を摂取することも踏まえた推奨であると理解しています。
 アメリカ(USA)では健康保険制度がとても遅れていて国民一人一人が自分の力で健康を維持する仕組みができあがっており、特にサプリメントの研究は日本と比べられないほど進んでいます。GigaDict では現在心臓病、脳梗塞、高血圧、うつ病、認知症、腰痛などに苦しむ人たちにアメリカから直輸入したオメガ3のサプリメントを提供しています。自分の体を知り体質を変えることで病体から健康体を作る効果を追求しているのです。サプリメントを毎日欠かさず飲み続けると早い人は2ヶ月くらいから揚げ物や肉にたいする欲求が小さくなり魚や野菜を欲しがるようになります。脳の機能が活発化し、血管が浄化されることで心臓が改善され高血圧の薬から開放されます。子供は頭がよくなり、成人や老いには記憶力を維持する効果があります。脳の成分の大半はオメガ3なのですから当然です。精神病や凶暴な性格を鎮める効果も確かめられています。血流を順調にする働きによりコレステロースが体の隅々まで届けられて活性酸素によるガンの発生を抑える効果があります。またオメガ6の暴走を抑えてアトピー、アレルギーなどの疾患を予防する効果があります。 健康を真剣に考えている人、子供を優秀な頭脳を与えたい、毎日元気で働きたい、老後を頭脳明晰でかつ健康にすごしたい。そういう人たちのためにこのサイトを準備しました。 また適切なサプリメントや飲み方について紹介できますのでこちら⇒takahama@gigadict.comに問い合わせください。GigaDictは健康をかけがえのないものであると考え行動しています。健康であるために躊躇してはいけません。いっしょに実行しましょう。



代謝機能成分オメガ3

 タンパク質は体の構造体です。骨も70%はタンパク質のコラーゲンでできた構造体です。炭水化物や脂肪はエネルギー源です。脂肪の中でオメガ3とオメガ6はエネルギ源だけではなく体の機能全体にかかわる成分です。特にオメガ3は生命が健康を維持するのに重要かつ不可欠で脳の思考/伝達、血液、リンパ、神経、細胞の働きなどあらゆる体の機能にかかわっています。オメガ3とオメガ6の摂取バランスが健康の維持の基本であることがここ20年くらいの研究でわかってきて世界の研究機関で解明に取り組んでいます。

オメガ3とオメガ6はどちらも脂肪の仲間です。 オメガ6は洋食には多くふくまれていますがオメガ3が不足しています。、和食にはオメガ3とオメガ6がバランスよく考えられています。 ファーストフード、揚げ物、食パン、ケーキ、洋菓子などはオメガ6中心です。魚、海産物はオメガ3が中心です。 しかし和食ではオメガ6がオメガ3の4倍必要なのにどうやってオメガ6を摂取しているのでしょう。 実は豆腐などの大豆製品はオメガ6がオメガ3の約8倍多く含まれていてバランスをとっていました。 それでは魚を食べない精進料理ではどうやってオメガ3を摂取していたのでしょう。実は梅干といっしょに 漬けた赤紫蘇に大量のオメガ3が含まれていたのです。このように和食では先人達の知恵と経験により 理想的な組み合わせの食事が確立しています。私達は豊かなアメリカから間違った食文化を導入してしまった ようです。

私達は現在の生活でオメガ6を大量に摂取しています。 厚生省や多くの研究家がオメガ3とオメガ6の摂取比率を1:4でとるように薦めています。 しかし現実の食生活はほとんどの人がオメガ6は必要量の数倍は摂取しているのにオメガ3はほとんどゼロに等しいのです。 オメガ3が不足するとどうなるのでしょうか。 これまでの研究から次のような疾患に影響があると考えられるようになってきました。 心血管疾患、心筋梗塞、虚血性心疾患、冠状動脈性心疾患、アテローム性動脈硬化、高血圧、肺炎 アレルギー、アトピー、脳梗塞、リューマチ、認知症、記憶障害、虐待・暴力、がん、肥満、便秘、視力、 うつ病、精神病、不眠症、生活習慣病、更年期障害、関節炎、感染症、高脂血症、脱毛、喘息、白血病など ほとんどの病気に関係しています。それはオメガ3が血液、脳の機能、神経系統、リンパ系など量は わずかなのに体の代謝機能の最も重要な成分だからです。



 人はタンパク質や糖質(炭水化物や果糖、砂糖など)、脂肪を常に摂取して体の維持に努めなければなりません。 微量ではありますがその維持のために重要な機能を果たしているのがオメガ3とオメガ6です。どちらが欠けても体は正常に機能しません。第二次大戦後の日本では経済的な理由から過去に経験したことのない欧米型のオメガ6の大量摂取が始まりました。同時に極めてデリケートな成分で摂取に手間ひまがかかるオメガ3が隅においやられてしまいました。 いそがしい現代社会にマッチした経済的で簡単に摂取できるオメガ6が食生活の大半を占めるようになりました。 オメガ6の植物油は長期保存が可能ですし毎日加熱調理ができます。一方オメガ3は18時間を越えると急激に酸化がはじまります。 あの臭い魚のにおいはオメガ3が酸化した結果です。管理のとても難しい成分です。いまのあわただしい社会のなかで便利さと引き換えに得たものはバランスのくずれた体をつくり病気の百貨店状態を作り出したことです。
オメガ3は体の代謝機能にかかわるため不足することでおきる症状はアレルギー、うつ病、ガン、肥満、暴力的行為(虐待を含む)、感染症、関節炎、更年期障害、高血圧、高脂血症、視力、心臓病、生活習慣病、抜け毛、認知症、記憶力減退、脳梗塞、不眠症、便秘、喘息などなど数え上げたらきりがありません。まさに現代的ひずみの全体像を見ているようです。オメガ3が充分摂取され必要分の食事量を超えないように努力して体の機能をきちんと果たせれば病気とは無縁の健康で円満な家庭生活を送る事ができるでしょう。


コレステロールに対する誤解

私たちが食事から摂るコレステロール量は1日約0.3~0.5gで、体内で合成される1日約1~1.5gの約3分の1にすぎません。体内では常に一定量のコレステロールが必要なため、生体はこれを合成するとともに、食事で摂り過ぎた時には、合成を抑制する働きもあります。いろいろな精妙な調節機能により、体内のコレステロール量はバランスを保っているのです。


 多くの人が誤解しているコレステロールとHDLとLDLについて説明します。 血液は水溶性です。コレステロールは油性です。コレステロールは血液の中を流れることができません。そこでタンパク質(アポ蛋白)とリン脂質でできた水溶性の丸いボールのなかにコレステロールと中性脂肪を閉じ込めて血液の中を流れることができます。 この丸いボールはリポ蛋白と呼ばれています。このリポ蛋白の中にはいるコレステロールと中性脂肪の量の違いでLDLとHDLの別々の名がつけられています。



このときコレステロールと中性脂肪が多くはいっているのがLDLであり、少ないものがHDLでどちらも同じ構造です。 いわばリポ蛋白というトラックがあってLDLは肝臓を出発するときは荷物をたくさん積んだトラックで体の隅ずみまで送られておろされたあと肝臓に戻るときはほとんど空状態です。HDLは肝臓を出発するときは空で出発するトラックでLDLが供給した量から体が必要とする分を差し引いて残った分の荷物を回収して肝臓に戻ってきます。 HDLはLDLが全身に配達したコレステロ-ルエステルと中性脂肪のなかで余剰分を回収する役割なのです。
途中で事故でも起きない限りどちらも毎日おなじ業務の繰り返しをします。 最新の研究ではLDL,HDLは生活習慣病などの原因ではないということが理論的にも臨床的にも証明されつつあります。 逆にLDLを無理やり減らすと次の理由から自殺行為になりかねません。 コレステロールは人の60兆ある細胞の生体膜(細胞膜)の大事な成分です。コレステルールを補給しなければ人は生きていけません。 病気の真の原因は酸化したLDLが血管に付着してプラークを形成し血流を阻害することにより生じます。 したがって酸化LDLの検査が病気の進行を感知するために必要です。





オメガ3とオメガ6のバランスの必要性

ところで細胞のなかにはミトコンドリアという細胞の活動に必要な酸素の発電機が各細胞のなかに数十個はいっています。 収支のバランスが取れていればいいのですが酸素が余ったときに活性酸素(フリーラジカル)として暴れまわることになります。 細胞膜はデリケートなので活性酸素はこの細胞膜を最初に破壊します。しかしこれにより活性酸素が吸収されてDNAを傷つける ことから守ってくれているのです。 破壊された細胞膜はオメガ6のアラキドン酸からつくられるプロスタグランジンⅡとオメガ3のEPAからつくられる プロスタグランジンⅢの連携により修復されます。 オメガ3が不足すると細胞膜の修復がうまくいかず活性酸素が細胞を飛び出して血管を傷つけます。このときオメガ3が足りないので オメガ6のアラキドン酸からつくられるプロスタグランジンⅡが暴走して血管の修復部に炎症や痛みを起こします。頭痛の原因はこうして起きるのです。バッファリンが痛みに効くのはオメガ6の暴走を抑えるからです。血液のキラー細胞が活動してかゆみ、痛みなどのアレルギー症状となりキラー細胞の残骸が血管に付着して血栓や動脈硬化になり心臓におおきな負担となります。このとき オメガ3は痛みを抑え傷をきれいに治す役割があるのです。



また活性酸素は細胞内でも暴れまわりDNAを傷つけてガンや老化の原因になります。コレステロールを補給して細胞膜を修復することで問題が解決します。コレステロールの供給がいかに大切かがわかります。LDLが不足するとあなたの命にかかわる事態となります。

 さて体の末端まで送られてエネルギーとして使われなかった余った中性脂肪は脂肪細胞に蓄えられます。この脂肪細胞はただ単に 脂肪を蓄えるだけでなくアディポサイトカインと呼ばれる内分泌因子を発して体にとって有害な代謝を実行していることが最近の研究でわかってきました。脂肪組織は体内でも最大規模の内分泌臓器なのです。したがって数十億あるといわれる脂肪細胞に脂肪を蓄えないようにすることが大切なことです。オメガ3のなかのEPAはこの脂肪を分解すると同時に脂肪を増やさないようにするという二つの機能を同時に備えています。(下図)




オメガ3の不足が生活習慣病や多くの病気の原因になっていることがつぎつぎと明らかにされつつあります。
海藻類は太陽のめぐみから光合成を通していろいろな脂肪酸を生み出しています。その恩恵をうけているのが魚です。 色の違いは光合成の仕組みの違いから生じるもので次の3種にわけられます。

 1.緑藻類:アオサ、ミルなど。基本的に陸上植物と共通
 2.褐藻類:ワカメやヒジキなど。フコキサンチンなどの補助色素をもつ
 3.紅藻類:アマノリ類やテングサ類など

 緑藻類は陸上植物の祖先とされ、これが地上の草木が緑色である理由とされます。オメガ6のリノレン酸を中心にいろいろな脂肪酸を含んでいます。
 褐藻類は、海の主役で大規模な海中林をつくり,魚の棲家になったりします。リノレン酸を含むほか、ワカメやコンブ等はオメガ3のオクタデカテトラエン酸(18:4n-3。表中のEPA前駆体)を含みます。  海洋に多い植物プランクトンの珪藻類で直接にEPAを生成する種もいます。 昆布はオメガ3が多く含まれておりこれをプランクトンが摂取して、そのプランクトンを魚が食べます。いわゆる食物連鎖です。魚は生存競争の厳しさに残るために常に緊張状態を維持しすばやい動きを維持する必要からオメガ3を大量に保持しているのではないでしょうか。
 人は食物連鎖の頂点です。オメガ3を摂取して健康を頂戴することで初めて食物連鎖の頂点といえるのではないでしょうか。

コレステロールに対する誤解とオメガ6の過剰摂取、オメガ3の不足が現在の対症療法では解決できない複雑な状況を生み出してきたのです。

アトピーや花粉症もこのことが大きな原因であるということで現在研究がすすんでいます。

米国食品医薬品局(FDA:日本の厚生省に相当)は、DHA,EPAやフラックスオイル(亜麻仁油)などに豊富に含まれるオメガ3に対し、その摂取によって病気のリスクを軽減させる可能性がある旨の表示を企業に許可する「限定的健康強調表示」を承認していて薬としての効能を認めています。つまり薬効効果を商品に表示してもよいということです。
 
健康は私自身や家族だけでなく多くの人にとって大きな関心事です。 私達の体は肉眼で見えない小宇宙のようなものです。優秀な研究者達により新しい発見が次々に出てきています。 歴史上空腹が当たり前だった過去には経験したことのない時代に私達は遭遇しました。日本の歴史で始めての経験をしているのですから、覚悟を決めて現在の不健康な飽食による異常な状態から誘惑に負けずできるだけ健康な状態になれるようにおたがいに努力する必要があります。


善玉脂肪と悪玉脂肪

高血圧と向き合う





GigaDict編集部 記